年中旅行、時々プチ移住

私の渡り鳥生活

ペナン島に住み、日々が経つにつれ、旅行気分は薄れ、異国での生活が日常になっていきます。
ペナン島での生活の時々に、昔の思い出が甦ります。今は、ペナン島を離れて「年中旅行、時々プチ移住」という
渡り鳥生活、プチ移住についての情報を発信しています。 キャリーケース1個、ナップザック1個の旅装です。

ペナンのニョニャ料理のお手軽ランチ@ストレイキーと南仏の思い出

Straits Quay(ストレイキー)ってこんな感じ。

ヨーロッパぽい雰囲気。
ただ、残念ながら、人はあまりいません。
ペナンで私が行く所、行く所、人が少ない・・・
今日の昼食は、NYONYA BREEZE DESIREです。
お店の中の様子はこんな感じ。↓ 

フードコートでは、ありません。
お洒落なStraits Quayのレストランです。
先ず、Tiger Beer と飲み物、アイスピーチ
ティーが来ます。

今日選んだセットランチのメニューは

お肉料理が、Hong Bak(豚バラ肉の蒸し煮)
お味は、ただの豚バラ蒸し煮ではなくて、ハーブ、
スパイスの入った大豆ペーストが効いたもので、
複雑で、滋味あふれた美味しさが感じられます。
カレーではありません。
なお、レシピは、(以下、引用です。)

材料
サーブ:3-4人

スパイスペーストA
小さじ1/8砂糖生姜(サーキョンまたはセクール)(粗みじん切り)
エシャロット90g(粗刻)
にんにく30g(みじん切り)
大さじ1大さじ(タウチョ、豆を細かく刻んだもの)
水50ml
スパイスミックスB
ナツメグパウダー小さじ1
大さじ3コリアンダーパウダー
小さじ1杯
他の材料
大さじ1
水3カップ
大さじ3〜4
豚バラ肉600g(一口大に切る)
4ポテト(皮をむいて立方体にカット)
塩小さじ1
½小さじ醤油
調理する
スパイスペーストAのすべての材料を挽き、次に50mlの水に加える。
挽いたスパイスペーストAをボウルに入れ、
スパイスミックスBの材料を混ぜる
大さじ1の砂糖を3カップの水に溶かす。
中華鍋や鍋を温め、油を入れる。
挽いたスパイスペーストを中〜強火で炒める。
ペーストが芳香性になったら、豚バラ肉を加えて半分煮るまで炒める。
砂糖水を入れて強火で煮て、生のじゃがいもを加える。
沸騰したら、中火にして肉が約40〜60分柔らかくなるまで煮ます。
フォークで肉をチェックしてください。
肉が柔らかくなったら、肉汁を厚くするために熱を高くする。
これには約10分かかります。肉汁が燃えないように攪拌を続けます。
味に塩と濃い醤油を加える。
皿に盛り付け、ご飯と一緒に熱いお召し上がりいただけます。

野菜料理が、Sambal Keow(揚げナスのチリソース)
ナスにベラチャンを塗って(?)揚げたものに、
チリソースをかけたようなお料理です。
お味は、普通。
これに、今日のスープ(鶏肉と
ミックスベジタブルのスープ)、
ご飯、
アイスティー(ピーチ)が
セットランチに含まれています。
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こういったニョニャ料理が、お手軽価格で提供
されるセットランチ(13.9RM=375円 )は、
本当にお得です!
フードコートでは、ありません。
お洒落なStraits Quayのレストランです。
今日のお勘定は
ランチセット(13.9RM=375円 )+
Tiger Beer1本(13.9RM=375円)に
サービス料10%がついて、30.6RM(=826円)でした。
最近は、同じモール1階のNOMIYAには、
行かなくなりました。

お鮨なら、「寿司割烹宮坂」や「すみ田」に
行くようになったからです。
昼食後、Mall内を一回り、海辺に出て散歩、
気分が晴れ晴れとしてくる、
ウオーターフロントです。
炎天下の南仏を思い出します。
以下、私の昔の思い出です。
カップ・アンティーブ、カップ・フェラ、
コート・ダジュール:昔の思い出

紺碧海岸、蒼い海、地中海色という、独特の
赤い色彩の建物。
ニースの街並みに高層ビルはなく、海岸通り、
プロムナード・デ・ザングレ(英国人大通り)
に面して、建物が立ち並んでいます。
パリの街並みに比べて、建物の高さが、平均
して低く設計されているため、空が広く
感じられます。
と、ニース・カンヌに何度となく滞在する
たびに思っていました。
1994年5月に開催されるアジア開発銀行の
年次総会に出席される本社役員のアテンド
準備・下見のため、その年の4月に、ニース
に秘書と2人で出張した時のことです。
宿泊予約済の客室(スイート、ジュニアスイート、
シングルルームのすべて)、パーティ会場・
バンケットルームの検分、会議場、ハイヤー会社
との打ち合わせの他、ニース近辺の主だったホテル、
レストランを下調べしました。
ニースから海岸づたいに、東にクルマで30分。
グランドホテル・ド・カップフェラ。
岬のほぼ頂上に立つホテル。
1908年創業、「古き良き時代」の世界で最も
素晴らしい、待ち合わせ場所の一つとして、
お金持ちや有名人に愛されてきたホテル。
14エーカーの広大な敷地には、芝生が敷き
詰められた一帯、そのままの自然の景観を
生かしたところなど、至る所に南洋の樹木や、
この地方固有の草花が咲き誇っています。
落ち葉、ゴミの類は、毎日、何度も掃除され
ていて、綺麗に片付けられています。
プールは、ホテルのレストラン、テラスの
高さから50メートルほど下がった海にせり
だした斜面を横に切って、水平なところに
作られています。
ちょっと見ると、プールから溢れていく
水が、そのまま、海に流れ落ちていくような、
騙し絵を見ているような錯覚に陥ります。
今でいうと、Infinity pool*を断崖絶壁のホテル
に作りこんだようなものです。
インフィニティプールは、水が1つまたは複数の端を越えて
流れる反射またはプールで 、境界のない水の視覚効果を
生み出します。
そのようなプールはしばしば、縁が海などのより大きな水域、
または空と合流するように見えるように設計されています。
(ウイキペディア引用)

ロードス島のリンドスのアクロポリス遺跡の
頂上に上がった時も、同じような自然の錯覚
を覚えます。
リンドスでは、頂上の階段の手前で、
Infinity Poolとは逆になりますが、大空が急に、
自分の歩いている地面とくっつくような、
感じになります。
このロードス島には旅行会社の頃、10回ほど
行きました。
カップフェラのホテルでは、ホテルの庭から
このプールのところまで、香港島のビクトリア
ピークへのケーブルカーのミニチュア版とでも
いうような、可愛らしい4人乗りのケーブル
カーが動いています。
このホテルの屋外のテラスで食事をしたり、
ティータイムを過ごします。
ここの空気を呼吸し、遠くに地中海を眺めます。
プール脇の真っ白な長椅子に寝そべって、
日光浴をします。
冷たい飲み物をとる。
彼方に蒼い空。
この世の贅沢、です。
このホテルのレストランもミシュランの
星付きです。
このホテルが以前、日本の石亭ホテルの
手に落ちていたことがあるのを、後年、
知って驚いたことがあります。
私の学生時代からのフランス人の友人が、
東京に移住してきて、歯科医と結婚、
テレビCMのアテレコをやっていました。
彼女が、石亭ホテルのテレビCMの際、
フランス語のセリフを言う時、代理店に散々、
「もっと、甘く、もっと甘く喋って下さい・・」
と言われたことを笑い話で話してくれた時、
「カップフェラのホテルを石亭ホテルが
買っていた・・」と、聞いた事が
あるからです。
1995年~96年、私がオーストラリアに赴任前、
1年だけ東京にいた頃、聞いた話です。
ググってみると、このホテル(1989年当時)の
ことを書いているブログ、
バブル当時の石亭グループの話のあるブログを
発見しました。


このフェラ岬の下、ヨットハーバー近くに、素敵な
レストラン「ラ・ヴォワル・ドール」がありました。
今は、ホテルになっているようです。

この下見旅行の時、わかったことが一つ。
コートダジュールといっても、ニース・カンヌ
あたりでは、パリの延長線上にあり、あまり、
日常を離れたリゾートとは、言えません。
本当の贅沢を感じるのは、アンティーブ岬や
フェラ岬、なんです。


昔の思い出に浸った海辺の散歩を終えて、
バスでコンドに帰ってきました。
今日も、Marina Bayのバス停まで乗降客
無し、5分で着きました。
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